さて、前回まで節ありと節なしの木材のご紹介をしましたが、今回は節ありの木材の注意
点を一つだけお伝えします。
以前お客様から、「床の節が抜けました」というご連絡がありました。
床の節が抜けることを知らなかった私はとても驚きましたが、節ありの木材にはよくある
話なんだそうです。 だって無垢材は生きているのですから!
まず節が抜ける原因は、木材がしっかり乾燥すると同時に節も乾燥してきて、収縮するこ
とによって木材から離れてしまったからです。 それで、ポロッととれてしまうんですね
。 ではどうするのかといいますと、まず、ぬけた節よりも穴を大きく開けます。そして
枝を輪切りにしたような木材をそこに埋め込むことで補修できます。
ですので、抜けたからといってあわてる必要もなければ、無理やり抜けた節を埋め込む必
要もありませんよ(笑)
いかがでしたでしょうか? 今週は節ありと節なしの木材のご紹介をしました。 なにか、
工務店に聞いてみたい、自然素材を使う家づくりに関して雑誌などには載っていないリア
ルな声を聞いてみたい、と思った方はぜひお問い合わせフォームよりお知らせください。