さて、皆さんの家づくりに役立つ内容を広く紹介しています。
今回は「身の回りでできる応急手当てについて」です。
災害時には「薬が足りない」「包帯や担架、普段病院に行けばある道具が手に入らない」
等平常時と異なり、災害時はたくさんのけが人が同時に発生するため、そういった応急手
当てや救急救命のための専門の道具が圧倒的に足りなくなり、入手困難になります。
しかし、身の回りのものでできることがあります!今回は2つご紹介します。
1つ目は止血の方法(直接圧迫止血方法)です。 切り傷などで出血しているけが人に有効
な止血方法です。 「直接圧迫止血方法」の手順を紹介します。 (1)直接手に触れない
ようビニール袋などで手を覆う (2)傷口に清潔な布(使用していないハンカチ、タオル
など)を直接当てて圧迫する (3)傷口を心臓より高い位置に上げる (4)最初に当てた
布が血に染まってきたら、新しい布をさらに上からかぶせて圧迫する (5)血が止まった
ら大判ハンカチやネクタイなどを包帯代わりにして、当てた布を固定した上で病院に運ぶ
。
この手順の中で使用している道具は、「ビニール袋」「大判ハンカチ」「タオル」「ネク
タイ」など、どれも専門の道具ではなく、すぐ手に入る身の回りにあるモノばかりです。
被災地では「助け合い」が1人1人の「命」を救います。些細なことでも助け合っていかな
ければなりません。