こんにちは、友基です。
富山県優良住宅協会の研修で、大工さんの仕事を基礎から教われる塾に参加しています。
上棟現場は何回も観てきたり、ミヤワキホームに入社したばかりの頃は柱の養生材と巻き付ける紐を腰に着けて、現場の中を行き来して時期がありました。
それでも、本職の大工さんたちの作業の足手まといになってはいけないと足場の高いところに登るのは控えていました。そんなこんなで上棟現場では補助の補助、みたいな役割の私が今回は大工さんになってみる!という研修です。
まず足場を組み立てるところから。足場の材料を運びます。
次に足場の組立て方を教わります。
そして、足場完成。
運搬された木材を図面に従って組み立てていきます。図面をもとに教わっています。
このタイミングはまだ写真を撮る余裕がありましたが…。
初日の研修終了後の写真がこれです。
そうです、先ほどの写真から急に進捗しています。
ぐらつく足場、プレカットで組んだフラフラな構造材、幅12センチの上を歩くだけでもう緊張です。
高所が元々苦手なので、最初は足場の2段目に登るだけで足がすくんでばかりでした。
それでも、せっかくの研修の機会ですし、この場で経験しておかねば実際の現場では絶対に経験できない!と思い、積極的上に登っていくと終わるころにはスイスイと足場の上を歩いて作業をしていました。
慣れた頃が一番危ないと言われますし、油断大敵ではありますがそれでも始まった1~2時間ほどの頃と終了時は動くスピードが全然異なっていました。
とても、勉強になりました。また気付きも多くありました。
・実際に高いところで作業する怖さを身を以て体験できた
・講師の方が丁寧に順番やコツを教えてくださったおかげで何気ない大工さんの所作の理由、奥深さを初めて知ることができた(一言でいうと大工さんの世界は奥深い!!!!)
・やはり苦手なこと(今回で言えば高所から)逃げ続けていてはずっと苦手なまま。
・研修という「場」がなければ成長は難しい。
・失敗しても大丈夫、でなければ研修で積極的にチャレンジできない
・成長には研修の「場」が必要で、かつその場には「失敗してもいいんだよ」という空気が必要。
・失敗したほうが講師から教えてもらえる内容が増える。なので、むしろ研修の場では失敗ウェルカムのほうがよい。
つまるところ、失敗ウェルカムな空気の研修の場がその会社に有るのか、無いのか。
いま、学生の採用戦線は完全な売り手市場。どうしても学生さんたちはネームバリューや企業規模に目が行きがち。
そんな学生さんたちに伝えるべき点が見えてきたような気がします。
コロナの影響で社外研修の機会がこの1年、グッと減りましたが、普段の会社の場を離れるといろいろが気付きがあることに確認した1日でした。
ちなみに…。この研修の翌日は、足も腰も、腕も背中も全身が筋肉痛でした。高所でかなり緊張していたようです、次回も頑張ります。
では、また。