皆さんの家づくりに役立つ内容を広く紹介しています。
今回は「自然素材が注目されてきた経緯について」です。
近年は注文住宅やリフォームにおいて、自然素材を検討する方が増えていますが、戦後の家づくりまで遡って見てみると、戦後しばらくは住宅の絶対的な供給不足が続き、それに対応するため、大量生産・大量消費の工業製品的な家づくりが進められてきました。
しかし、90年代以降そうした家づくり(工業製品的家づくり)が人と環境に与える影響が問題視され、それまでの家づくりの反省の視点に立って見直しの動きが出始めました。
このような環境に影響を与える問題点から快適、健康、安心・安全、省エネ、長寿命といった要素を志向する家づくりの流れが起きて、現在も続いています。
ここ最近では長期優良住宅、高気密高断熱、耐震などといったことが重視されてきていますよね。
なぜ、自然素材にスポットがあたるようになってきたのかというと、シックハウス症候群の問題です。