今回は、塗料によって無垢の床材の性質が全然ちがってくるお話です。
「無垢の床なら、湿気を吸ってくれて快適に過ごせる!」と思ってしまうのは早とちりで
す。 なぜなら、塗料にも種類があって無垢の表面に膜をつくって呼吸を止めてしまうも
のもあるからです。それが何かと言うと、よくあるのはウレタン塗料です。
無垢の表面に、塗料としてウレタン塗料を塗ると通気性を閉じ込めてしまい、木が窒息状
態になってしまうのです。なので、「ペタッとする」床になってしまうのです。
一方、自然由来の塗料を塗ると通気性をジャマせず木が呼吸できる状態のままでいられる
のです。ミヤワキではユーロという塗料を使用しています。 手を置いて触り比べてみて
も吸着性にちがいがあるのがわかります。 特にこれからの時期は、「無垢材とそうでな
い素材の家づくりって本当にちがうの?」というのがわかりやすいのではないかな~と思
います。
百聞は一見に如かず、ならぬ、百見は一触に如かず!です。
ぜひ展示場や実験道具で体感してみてください。