今回は、ミヤワキホームの展示場、「高岡の家 若葉」で使用されている素材についてで
す。
ミヤワキホームは人工的につくられた素材(新建材といいます)を使用することはおすすめ
しません。なぜならば、それらからは化学物質が揮発され、体に良い影響を及ぼさないか
らです。いわゆるシックハウス症候群です。本来落ち着いて安心して暮らせる家の中で、
頭が痛くなったり、気分が悪くなる症状になり、体に悪い影響がでる可能性があります。
ではどういった素材を使うのかというと、無垢材や和紙といった自然素材を使用します。
たとえば、床はスギを用いています。スギは柔らかくて足なじみが良いです。また、無垢
材は呼吸をして湿度をうまく調節してくれているため、夏はベタベタせず、冬はフローリ
ングのような冷たさを感じにくいのです。さらに、無垢材は木の細胞内に空気の層をたく
さん含んでいるため、熱が伝わりにくく、断熱の効果もあるんですよ。このような特徴の
おかげで、夏涼しく、冬暖かく、が生み出されます。
天井や柱も同じくスギを用いていて、家全体に木のぬくもりを感じることができます。
また、無垢材は時を経ながらきれいなあめ色に変化していきます。建てたときが一番美し
い、ではなく、建ててからも美しくなっていく、そんな魅力があるのです。
そして壁には和紙を用いています。なぜ和紙かといいますと、和紙にはクロスと違って無
垢材のように調湿作用があり、快適に過ごしやすくなるからです。
水回りはまた別に撥水性がある特別な和紙を用いているので、しわくちゃになる心配は無
用です。
目に見える部分だけをご紹介しましたが、構造材も集成材ではなく、しっかり国産の無垢
材を用いています。
床から下の構造材である、土台・大引・根太は、ヒノキです。
ヒノキといえば、木の良い香りを思い出しませんか?
あの香りは、ヒノキチオールという成分の香りで、シロアリが大嫌いな香りなのです。
だから、防蟻材をまかなくてもシロアリ対策になってくれるのが特徴です。
土台から上は主にスギ(一部ヒノキ)を使用しています。
以上、高岡の家 若葉の素材についてご紹介しました。